片麻痺当事者に”料理”を学ぶ 〜小松菜のおひたし作ってみた〜

片麻痺 料理当事者インタビュー

日常生活動作において最も複雑な作業の一つで”調理”があります。

調理は、料理を作るだけでなく、作る前の準備や作った後の片付けなども含めての作業となりとても複雑な日常生活の一つになります。

調理についてまとめている記事は以下をご覧ください。

今回は、普段から調理のYouTubeを発信されている片麻痺当事者KIRIさんに、脳カラの石飛が教えてほしい料理のレシピと手順や工夫を聞きました。

片麻痺当事者KIRIさんの調理の工夫や意識の仕方について

KIRIさんはもともと調理人で、現在の目標は『調理人の世界に戻る』を掲げておられます。

そして、左片麻痺でいい方に比べ左手の動きにくさを感じておられます。
その中で、KIRIさんが調理をするとき意識していることは特別な道具などは使わずにいかに楽にできるかを心がけているようです。

レンジを積極的に使用したり、温めるだけで作れる惣菜などを使いながら料理を作っているようです。

KIRIさん曰く、「料理は毎日行うことだから楽しくしないといけない。麻痺手を使ってと言われてイライラしながら作っても続かない」ということで、KIRIさんにとって料理がリハビリになるため、いかに楽に楽しく毎日できるかがポイントになります。

料理を学ぶ〜小松菜のおひたし〜

小松菜のおひたし

材料(✔︎Checkを参照)

  • 小松菜
  • 出汁つゆ 20cc
  • 水 100cc

ポイント:レンジを積極的に活用する

料理手順
1)小松菜をざるの中の水に潜らせる
2)小松菜を4cmずつに切る(ペティナイフを使用)
3)レンジ600wで2分〜2分30秒温める
4)小松菜を水で冷やす
5)水100と出汁つゆを小松菜に浸す
6)小松菜のおひたし 完成

左下:小松菜のおひたし(KIRIさん撮影)

小松菜のおひたしを作ろうとすると”小松菜をゆがく””ザルでこす”など、片麻痺当事者だと火を扱うときに火傷する可能性もありし、そもそも、鍋やザルを支えたりすることも難しくなります。

なので、レンジでチンなどで楽にできることがあればどんどん活用することがポイントです。

”小松菜のおひたし”を作ってみた

ここからは、料理をあまりしない石飛が”小松菜のおひたし”を作ってみました。

手順も含め是非ご覧ください。

小松菜、水100cc、出汁つゆ20cc(白だしの代わりに)
水で汚れを落とします
4cm間隔で小松菜を切ります
レンジ600wで3分温めます
水で冷やします
小松菜を絞ってから、水100cc、出汁つゆ20ccで浸します
完成‼︎

調理時間10分で簡単に小松菜のおひたしが完成しました。

火を使わずレンジだけで短時間で作れる、とても簡単で味も美味しく大満足な1品です。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、片麻痺当事者のKIRIさんにとっての調理とは?という話から、調理するときに意識していること、そして実際に小松菜のおひたしを作ってみました。

よく麻痺手のリハビリでも「麻痺手を積極的に使ってください」と言われますが、調理の全てで使うことは困難ですし、時間が足りません。多少の時短テクや工夫をする中でも必ず麻痺手を使うことがあり、使う頻度を自分で工夫することで、調理の仕方も何通りにも増えますね。

そして、KIRIさんのおっしゃっている通り「毎日楽しく調理ができる」ことが重要なポイントだと感じました。

また、KIRIさんに調理を学んでいきたいと思います。

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