目標は一目でわかるものを作る〜KPIが重要〜

目標設定自主リハビリ

リハビリ場面で目標設定はリハビリ内容を決めるためにとても重要であります。

特に、在宅でリハビリを受けられている方にとってはなおさらです。

しかし、目標を立ててみたはいいが「全く達成できていない」「どうすれば達成できるの?」という目標になっている方も多く見受けられます。

その原因は目標設定に『KPI』が入っていないからです。

今回は、目標達成に関わる『KPI』についてご紹介していきます。

『KPI』って何?

目標を達成するためには、そのプロセスを細かく把握することが最も効率的であると言われています。

各プロセスの目標設定とその評価に利用されるのが『KPI』と言います。

KPIは「Key Performance Indicator」を略した言葉で、重要業績評価指数と訳される。

立てた最終目標を達成するための家庭を評価するための指標であり、短期〜中期の目標に一致します。

『KPI』を設定するメリット

KPIを細かく定めることで「現在のリハビリ内容で目標達成がかのうなのか?」「あとどれくらいで目標まで届くのか?」「現状として何が立ちないのか?」など、目標達成の有無までの距離感がわかるようになります。

リハビリは一人で行うものではなく、家族や訪問リハビリ療法士、ケアマネージャーなど様々な職種の方がサポートしながら目標達成に関わります。

そのため、誰の目から見ても明らかなくらい目標が具体的であることで、同じ目標に向かって他職種で関わることができ目標達成に向けて働きかけることができます。

『KPI』の設定方法

目標を設定する際にいきなり『KPI』を定めることは難しいです。

KPIを設定する際には、まず大きな目標を決める必要があります。

「リハビリをすることでどんな姿になりたいのか?」「何をしたいのか?」といったその方自身の目指すべき大きな目標があることが前提で、大きな目標を達成するための細かい目標に『KPI』を設定することができます。

『KPI』は誰が見ても理解できるものでなければいけません。

目標設定についてはSMARTの法則をもとにKPIを設定することが大切です。
↓↓SMARTの法則はこちらからご覧ください↓↓

SMARTの法則〜目標設定の具体例〜

『KPI』を設定する際に注意点

  • 細かすぎる『KPI』は禁物
  • 達成が不可能な目標、実現不可能な目標は禁物

細かすぎる目標は目の前の目標に一喜一憂してしまうだけで大きな目標が見えにくくなる。

また、当たり前ですが実現不可能な目標はあってはないようなものですね。

まとめ

いかがでしたか。

目標設定をする際に大きな目標は立てているけど、大きな目標を達成するためには、そのプロセス『KPI』が重要です。

何度も言いますが、リハビリを受けている方で一人で目標に達成できる方はほとんどいません。

家族、療法士、ケアマネージャーなど様々な職種の方と目標を共有して、目指すべき場所がはっきりした状態で関わることが目標達成できる秘訣になります。

是非、今のリハビリテーション計画書やケアマネジメント計画書などを見て振り返ってみてください。

少しでもみなさんの目標達成に対して参考になれば幸いです。

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コメント

  1. 豊島広美 より:

    目標立てても達成させるためにどうすればいいか目標によってハードルが違う事が大変例えば、私は、電車に一人で乗る事が目標です。リハビリが難しいはず。どうすればいいのか困っています

    • 石飛拓朗石飛拓朗 より:

      目標を登山で考えると、山頂まで上がるまでに1合目から9合目を通らないといけないですよね。
      リハビリ目標も同じで『電車に一人で乗る』までにクリアしないといけない小さな目標があり、それを明確にすることが大切です。
      そこを立てるのが難しいですが、道筋が見えるようになればやることが明確になります。

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