「今のリハビリをやめたら…」リハビリになると決断ができない理由と対策

決断脳梗塞 リハビリ

日常生活の中で“決断”をする機会はたくさんありますね。

  • 外食した特に何を食べるか決める時
  • 少し体調が悪い時に仕事や予定をどうするか決める時
  • いらなった衣服を断捨離するとき など

日常生活に中では数秒に1回の頻度で“決断”をしています。

アメリカの研究では1日で35,000回も決断をしているといった報告もされています。

決断の種類は、「今日の朝食に食べようか?」といった日常的な決断から、仕事の商談で「契約をしようか?」などの大事な決断など大小ありますね。

このように考えると“決断”は日常的に行っている事なんです。

そんな“決断”について、リハビリ場面では任せっきりとなっていたり、悩んでいるのに自分にとって本当に必要な決断ができていない方が非常に多いんじゃないかと実感しています。

今回の記事は、リハビリになると決断できない原因と対策についてご説明していきます。

“決断”できない原因は「今のリハビリをやめたら…」という漠然とした不安

脳卒中だけでなく病気になられてリハビリを継続されている方で、「体の変化を感じれていない」「今のリハビリ続けても大丈夫なんだろうか?」と心の中で思っている方もいると思います。

しかし、「今のリハビリをやめたら筋力や体力がが落ちてしまう…」「もっと悪くなるんじゃないか…」と起こってもいない不安によって今のリハビリをそのまま続けるといった“決断”をされている方もいますね。

もちろん、今のリハビリを続ける“決断”が悪いわけではありません。それが自分の“決断”であり、納得しているのであれば問題などありません。

「体の変化を感じない」や「今のリハビリを続けていいの?」と思っている多くの方は、その“決断”を正しい納得しての決断とは思っていないと思います。

納得していない決断によって、決断する事を放棄したり、先送りすることで先々自分をもっと悩ませることにつながる可能性もありますね。
(⇨私も先送りにして、よくない結果になることが多々あり後悔することがたくさんあります。。。)

納得して自分で“決断”するためのコツ

納得して“決断”するためのコツ
  1. 現在「持っている・行っている」ものの価値を客観的に見直す
  2. 過去の時間や労力に捉われない
  3. 最終的には自分が良いと思ったものを“選択”する

最適な“決断”など、ネットで調べればいろいろ出てきますが、私が納得して重要だと思う3つをピックアップしてみました。

1:現在「持っている・行っている」ものの価値を客観的に見直す

家族や友人など親身になってくれる方からみて「今行っているリハビリって合っているの?」と思う内容であっても、人間が一度自分のものになった物や事を高い価値として見積もってしまいガチになります。

リハビリ以外の例)

  • 好きではないが限定品だから大切なものと思ってしまう。
  • 性格が合わないが、近所だからしょっちゅう合っている友人 など

そして、必要以上に高く見積もった物や事に気がつけないと、本当に大切な物や事を新たに“選択”するチャンスを見失う可能性もありますね。

そんな場合にどのように対策すればいいのかというと

  • もしこれを処分したらもう一度買うのか?欲しいと思うか?
  • 自分が遠くに引っ越した場合に、時間をかけて会いたいと思うか?

自分と聞いた時に「はい。そうです」と回答するのであれば価値がある物や事、「いいえ」であれば見直すタイミングかもしれないですね。

今持っている物や事の価値を客観的に見直す。『自分にとって大切なのか?必要なのか?』を再度問いかけてみましょう。

2:過去の時間と労力に捉われない

「今まで頑張ってきているから、これまでの頑張りが無駄になるんじゃないか?」このように過去の時間や労力に捉われて、結果が出ていないことや悩みの原因となっていることへの判断が正しくできなくなる場合があります。

リハビリ以外の例)

  • 本を購入したが面白くなかったけど、お金がもったいないので最後まで読む
  • 欲しい商品のために買い物に行くが、目的の物がなかった。せっかく買い物にきたので違う商品を購入した。

「もったいない」「せっかくだから」など過去に捉われてる自分がいたら、『本当に自分に大切なことは何か?』という事を考えてみましょう。

3:最終的には自分が良いと思ったものを“選択”する

究極の2択が合ったときに、自分がいいと思ったから“決断”した場合と、人に“決断”してもらった場合で考えてみてください。

人に決断してもらった場合、よくない結果が起きた場合に「自分が選択していたら良かった…」など必ず後悔します。

自分がいいと思ったから決断した場合は、よくない結果が起きた場合は「自分で納得して決断したから」と思えて、良い結果が起きた場合は「やっぱり自分の決断が正しかった」と喜びも倍増します。

当たり前ですが決断には責任が伴います。

責任が自分にある場合、よくない結果が起こらないように事前に準備をしたりしますよね。そして結果がどうあれ納得できるというわけになります。

決断には責任が伴う自分がいいと思った物や事を決断することで結果はどうあれ納得できる

まとめ

いかがでしたか。

リハビリといえば動かしてもらうなど受け身のイメージを持っている方も多いです。

その受け身のリハビリを退院してからずっと受け続けて「今のリハビリを続けていいんだろうか?」と悩まれている方もたくさんおられます。

しかし、そのリハビリを受け続ける決断をしているのは自分自身であり、誰のせいでもありません。

もしこの記事を読んで「今のリハビリを続けて大丈夫だろうか?」と思っている方がいましたら、立ち止まって「他の選択肢がないか?」「今のリハビリの価値はどうなのか?」「自分にとって続けることがいいのか?」を考えてみて“決断”をしてもらうきっかけにしてもらいたいです。

もちろん「今のまま続ける」というのも決断です。

皆さんにとって後悔のない“決断”をしていただきたいと思います。

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